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安井レイコの「子供を伸ばす『家長力』-がんばれ、日本のオトコたち-」 安井レイコプロフィール

 このところ、いろいろな国のかたから料理を教わる機会があり、食を通じての文化交流を楽しんでいます。

 ただ、レシピも講義も英語なので、結構ハードです。

 英語というのは「not」という否定が最初に来てしまうので、文章の最後で「ああ、こう言っているのかな」と理解したけれど、実はそれは反対の意味だったということがよくあります。

 例えば、"You do not add water in this pot." と先生から言われた時、英語の理解の遅い私は、"water in this pot" あたりでようやく、「あ、水を鍋に入れるのかな?」と思うのですが、実は、"do not" を聞き逃していたので、本当は「入れてはいけません」と言われていた。。。というようなことです。

 こういう言葉ひとつにしても、「最初に結論を」という海外と「結論は最後に曖昧に」という日本の態度の違いにつながってくるのかもしれませんね。


さ、今月も本文にまいりましょう。

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先月は、妻のケンカ場所に夫が一緒に参加をしてはいけない、というお話しをいたしました。

 今はともすると、「一緒に行動することが仲良し」のような風潮があります。子供の頃から「みんなが一緒にやることが平等」と教えられているからでしょう。

 授業も休み時間もトイレにすら一緒に行き、帰ってからもずっと携帯のメールでつながっていることを確認し合う。そして、自分の意見を言わずに相手に合わせることを良しとする。そこから外れた発言をする人を「KY」と言って揶揄する...。

 本来、人間には個性があり、その個性を生かした働きをするのがその人に与えられた役割です。個々人の意見がありますから、何をやるにも一緒というのには無理があるわけです。

 けれど、子供の頃から「誰かと一緒」に安心をし、自分だけではない複数の意見が正しい意見のように教育されてきた私たちにとっては、夫婦関係、子供との関係においても、「ね、そう思うでしょ?」という複数の意見を求めがちです。

 だからここで思い切りましょう。

 家族の中では、自分だけの意見をきちんと言えるような関係を作るのです。それぞれが、違う自分の立場というものを理解し、理解させるのです。

 子供には子供の、親には親の、妻には妻の、夫には夫の役割があります。

 古来の日本でしたら、「男性は陽、女性は陰」と言ったところですが、今はその区別がやや曖昧になりつつあります。けれど家族の中には、「陰陽」が必要です。もし女性が強いようでしたら、女性が陽になっても良いとは思いますが、まあ、社会的に見ると、男性が陽の役割をしていた方が何かと得なのではないかと思います。

 ...何でよ!とそこで思ったかたに、なぜ男性が陽の方が得なのか、来月お話ししましょう。


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《ちょっと編集後記》

 つい先週は、エジプト料理教室に行ってきました。とてもやさしくて、ユーモア溢れるシェフです。(↓のお皿を持っているかたです)

15.エジプト料理教室.jpg

 実はこの日は、ラマダンというイスラム教のお祭りの日で、夜明けから日没まで一切の飲み食いをしてはいけないということだったのです。

「えー、つらくないですか?」

と聞きましたところ、

「食べるのはつらくないけれど、暑い時期に何も飲めないのがつらい(・・・と英語なのでたぶん)」

とおっしゃってました。

 この日の様子はオフィシャルブログ「おいしい物語」でご覧いただけます。

 それでは、また来月!

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